派遣先実績/⾞載機器システム
開発者に訊く「車載機器システム」
システム開発課題
電気自動車の普及や自動運転化など、昨今の自動車は高機能化が進んでいます。そのため自動車業界では新たな技術要求への対応が求められ、これに伴い車載システムの複雑さも大幅に増加しています。
ディスプレイ分野においても、多目的な機能、大型化・マルチ化への傾向は未来的なEVや高級車だけにとどまりません。自動車の法整備も進むなかで、新たな画像表示システムのあり方が製品開発として求められています。
課題解決に向けた取り組み
車載ディスプレイシステムでは複数のデバイスを可能な限り早く制御することが求められ、表示する情報量やデバイス制御数の増加に比例してシステムにかかる負荷も高まります。コックピットパネルの高機能化・大型化では必然的にデバイスを制御するシステムにかかる負荷も増大しますので、今までどおりの性能を維持することが難しくなります。
システムの負荷を軽減して高い性能を発揮するために様々な工夫を重ねた結果、従来のサイズのディスプレイ以上に高い性能を発揮する大型ディスプレイ制御システムを完成させることができました。
開発者の喜び
開発している製品が搭載された自動車の写真を初めて見たときに発売後、世界中を走る自動車の一部を開発している実感がわき、大きなやりがいを感じました。
昨今の自動車業界では急激な進化が進んでいます。その自動車の一部を自らの手で開発できること、まだ世の中に出ていない最新の製品開発に関わることができるのがこの仕事の最大の魅力だと思います。自分が携わった自動車が街を走っている様子を見たときには今までにない喜びを感じられるのではないでしょうか。
これから私が目指すもの
自動車の組み込みシステムは専門性が高いと同時に安全や信頼性、リアルタイム性も求められ非常に難易度が高くなります。私はその難易度の高さに大きなやりがいを感じています。今後は更に専門的な知識や技術を習得し、技術者として力をつけていきたいと思います。
私自身もまだまだ経験を積み重ね、努力する日々を過ごしていますが、開発を進める中で感じたこと培ったものを後輩たちに伝えていけるような存在になりたいですね。